一般的に借り入れの審査が厳しいと言われる銀行において、果たしてアルバイトの人がお金を借りることはできるのでしょうか?
結果から言うと、借りること自体は可能です。ただし、銀行は信用がない人には当然ながらお金を貸してくれません。そのため、お金を借りるためには信用が必要になります。
アルバイトの人が銀行からお金を借りるためには、自分が口座を開設しており、付き合いが長い銀行を選ぶとよいでしょう。しかも、その口座に毎月アルバイト代が振り込まれており、その期間が長ければ長いほど有利となります。
たしかにアルバイトの人は、一般的にお金が借りにくいものですが、それは信用度が低いためです。アルバイトの人の社会的地位は高いものではありませんし、年収も多くはありません。 それに、不景気な昨今ではアルバイトの人がクビになることも珍しいことではありませんし、そもそもアルバイトというのは企業にとっては窮地に立たされた時に真っ先に切ることができる存在と捉えられています。
しかし、たとえアルバイトをしている人であっても、その人が例えば3年間一定のバイト先でアルバイトをしており、バイト先からは毎月15万円が3年間に渡って振り込まれていたならば、その取引履歴が銀行にとっての信用となるのです。
「この人は3年にわたって、毎月15万円を稼いできた人であるから、○万円貸し付けても回収できるだろう」という判断をされることになるのです。
ちなみに、大手銀行よりも地方銀行や信用金庫のほうが借りやすいでしょう。 大手銀行はいろいろな大型の融資を抱えているため、アルバイトの人に対して小口の貸付をすることはありません。
しかし、比較的小規模な地方銀行や信用金庫は地元密着型であり、小口の融資にも積極的なので、アルバイトの人も取引履歴から信用を得ることが出来れば、借り入れができる可能性があります。
アルバイトでも借りやすい職業とそうでない職業がある
アルバイトやパート勤務でありながら、比較的お金を借りやすい職業とそうでない職業があります。 職業内容によって、審査の際に差別偏見が加わることはありませんし、勤続年数などが評価されますが、目安としての傾向を紹介します。
お金を借りやすい職業
借入審査に通りやすい職業に共通していることは、収入が安定していることです。 今月は収入20万円で、先月は10万円、来月は分からない、という状況では安定性を欠いています。 アルバイトでありながら、借りやすい傾向にあるのはこういった職業になります。
- 公務員
- 大手・上場企業勤務
- 看護師等の公的資格を持って働いている人
本人の給料が安定していることも重要ですが、勤務先が倒産しないということも重要になってきます。
お金を借りにくい職業
逆にアルバイト勤務だとお金を借りにくいのは、収入が安定しない職業です。 シフト勤務で、勤務日数が一定しない、歩合給の割合が高いなどは収入が安定しない要素と言えます。
- タクシー運転手
- 水商売勤務
- フルコミッションの営業マン
水商売を例に出しましたが、この場合も正社員として、一定の年数勤務していると、他の職業と変わらず審査に通る可能性が出てきます。
小口融資に便利なカードローンの活用も
銀行融資といえば、実績や信用が必要ですが、銀行が発行するカードローンといえば、そこまで厳しくはありません。 銀行カードローンの審査は、少なくとも実績という面では、その銀行に口座がない場合でもカード発行OKな会社もあるくらいですので、心配する必要はありません。
金利面では大手消費者金融より少し安い程度なので、必ずしも安いとはいえませんが、最短審査30分を打ち出している大手バンクもあるくらいですから、緊急性が高い融資にはかなり助かると言えます。
もちろん銀行の融資を最優先するべきではありますが、審査が降りないという場合は、銀行が発行するカードローンの使用も検討してみるのもひとつでしょう。
大口借入希望なら銀行融資を利用する
大口融資の借入を希望している場合は、銀行融資を利用すべきです。
銀行融資は、銀行自体が保証するプロパー融資と、保証会社を通して行う融資があります。 どちらを利用するにしても、金利1%台で借りられるという魅力があります。
プロパー融資には、銀行との取引実績が必要になってきますが、保証会社を通しての融資は、安定した収入があり、返済能力が認められれば誰でも借りることができます。
マイカーローンや教育ローンなどのように100万円単位を借りる時にはぜひ活用してみてください。
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